映画『パリ・オペラ座 夢を継ぐ者たち』の豪華なバレエダンサーのメンバーの詳細
パリ・オペラ座の若いバレエダンサーやエトワールたちの日常行われているリハーサル風景や、レッスン風景のドキュメンタリー映画を見たバレエファンはかなり多いと思います。
またDVDも2018年3月に発売されています。Youtubeでもフランス語版では、そのままDVDの内容も誰かがアップロードしています。(違法になっていないといいのですが)。
今回は主な出演している主なバレエダンサーがドキュメンタリー映画が終わった後、それぞれどうしているのか? 現在に迫ってみます。
オニール八菜
まだエトワールではないけど、外国人の活躍はオペラ座でも珍しいことです。才能はあるのに、不ファーストオファーはオペラ座の「シーズン契約団員」として採用された。
シーズン契約団員は、1年ごとの契約又は3カ月毎の契約になる。
いずれにしてもこの期限付きの雇用ダンサーは、他のダンサーのアンダーのアンダーとして舞台に出演できるチャンスがあるかどうかという過酷な状況でした。
ところが2014年に銀賞だったヴァルナ国際バレエコンクールをきっかけにオペラ座でのツキが回ってきた。スジェに昇進後、主演も多く、2016年にソリスト=プルミエール・ダンスーズに昇進、ブノワ賞を受賞というスピードデビューを果たした!
バレエ以外でもファッション界での広告塔のオファーが来るなど、バレエにとどまらず才能が開花し続けてる注目されているオペラ座ダンサーの独りです。
マチュー・ガニオ
このダンサーはバレエ界のサラブレッド。元パリ・オペラ座エトワールのドミニク・カルフーニと、マルセイユ・バレエで活躍したドゥニ・ガニオ
オペラ座での活躍は、ルグリのように年少ながら飛び級でエトワール任命され、今ではパリ・オペラ座バレエ団をしょって立つほどの存在を果たしている。
代表する存在となった。オペラ座の総監督であるオレリー・デュポンの手腕の元、これからも更なる活躍が期待されている。
アニエス・ルテステュ Agnès Letestu
このオペラ座の元エトワールもすごい。わずか16歳でパリ・オペラ座バレエ団に入団するほど才能が認められた存在だった。
退団後、世界各国のバレエ団からの客演オファーが今も絶えない状態です。彼女のフェイスブックを読むと分かりますが、2018年秋から1年間、パリの有名な私立バレエ学校の1つのディレクターに就任もしています。
また在団中から手掛けているオペラ座バレエ団のコールドのダンサーのレッスンを担当したり、衣装制作を手掛けたりと踊ること以外でバレエやダンスに繋がる世界でも活躍続けています。
バンジャマン・ペッシュ
元エトワールの彼は2016年2月にオペラ座を引退。オレリー・デュポンの私生活のパートナーとしても知られている。
オペラ座元芸術監督のバンジャマン・ミルピエに気に入られていて、アシスタントも務めるほどの経営者としての手腕の経験を積む。現在は「ローマ歌劇場バレエの副芸術監督」に就任し、バレエと繋がりをもちながら人生を歩み続けている。
ウィリアム・フォーサイス
フォーサイスの振付作品についてここでいうことはないが、振付以外にも大学で教師として活動したり、講演活動も行っている。
アメリカの南カリフォルニア大学グロリア・カウフマン・ダンス学部ではダンスを教えている。
パリ・オペラ座では、アソシエイト振付家としてオペラ座にも振付活動を積極的に行っていたが、ミルピエと退任とともにオペラ座を退任した。
現在はアメリカのボストン・バレエと振付コラボレーション活動をしていて、毎年1作品提供しながら振付活動に従事している。
ドキュメンタリーに関わったオペラ座のダンサーや振付家たちは、やはりバレエやダンスと深いかかわりあいをもちながら、退団した後もめざましい活躍を続けている。