パリ・オペラ座バレエ団専用のバレエ衣装デザイナーたちにちょっと注目!
参考:“Les talents aiguille de l’Opéra Garnier(パリ・オペラ座の精鋭たち)”「Culture & Loisirs」より抜粋、2018年5月4日の記事一部抜粋)
今回はパリ・オペラ座のバレエダンサーに注目しているのではなく、日本でもよく知られていない、素晴らしいバレエ衣装を制作しているデザイナーたちに注目している記事を見つけました。
- パリ・オペラ座のアトリエの人数:2018年の時点で33名の従業員
- アトリエの場所:オペラ座(ガルニエ宮)の日本式5階に位置します。
- 年間に制作するバレエ衣装の数:2500~3000
衣装の制作とバレエ上演作品との関係
舞台の演目が決まると1名の衣装デザイナーが招待され、役柄に合わせたデザインがスタートし、すべての衣装制作がオペラ座の建物内で行われるのです。そして制作が進むにつれて女性服はドレス部門へ、男性服はテーラード部門へと渡り、リハーサルのために仮縫いまで猛スピードで縫い上げられます。
(参考:https://otekomachi.yomiuri.co.jp/beauty/20180105-OKT8T57304/)
衣裳部屋と小物類の保管はどこ?
新しい衣装制作に合わせて、冠、ジュエリー、帽子等もデザイナーによってアイディアが生まれます。
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装飾部門でこれらの小物全てが舞台公演に間に合うように猛スピードで作られていきます。
装飾部門の場所:衣装部門と同様にパリ・オペラ座バレエ団(ガルニエ宮)内、日本式5階のアトリエで作られていきます。
↓ バレエ公演が終わるとすぐに衣装と小物全てはアトリエ部屋と同じ階の「つるし部屋」で全て保管されます。
フランスではダンサーが一番でなく、全て公演に関わる人たちが「対等」で個々が全て自分の職業にプライドと自信に満ち溢れています。
まさに衣装+小物も大切なバレエ公演の貴重なポイントの1つ。
バレエ公演は踊りだけがメインではなく、衣装も含め総合芸術なのです。